Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆうれいとう

幽霊塔

黒岩 涙香

Lisez 幽霊塔 (ゆうれいとう) de 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 266 479 caractères · 532 écrans

Aozora Bunko

成るほど其の様な事が有った、余は秘密を守る積りで居たが今は爾も成らず「何うして其の様な事が分ります」秀子「イエ先日私が此の室を出て少し阿父様の傍へ行った間に、夫人の被物の衣嚢が無くなって居りました、勿論夫人が自分で起き上って被物の傍まで行く力はなく、誰かに頼んで仕て貰ったに違いないのですから、夫となく聞き糺して見ますと私の居ぬ間に丁度貴方がアノ室へ夫人の病気見舞に行ったと云う事が分りました」余「其の通りです」秀子「貴方は衣嚢の中を見ましたか」余「イイエ」秀子「その中には私の盗まれた手帳が入って居るに違い有りません」余の思った所と全く同じ事だけれど、余は故と「では幽霊の真似をして私を驚かせた――」秀子「ハイ其の盗坊は虎井夫人です、私は初めから疑って居ましたが、衣嚢の紛失を見て愈々爾だと思いました、夫人は狐猿に引っ掻れたと云うのも実はあの時古釘に引っ掻れたのだろうと思います、私は過日来図書室へ入り狐猿の事を記した書籍等を調べて見ましたが狐猿の爪に毒が有るなどと云う事は何の書籍にも書いてありません」余は今に初めぬ事では有るが秀子の万事に行き届くに感心し「オオ最うお調べになりましたか、実は私も其の事を調べ度いと思って居ました」