Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いくどめかのさいご

幾度目かの最期

久坂 葉子

Lisez 幾度目かの最期 (いくどめかのさいご) de 久坂 葉子 (くさかようこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 103 caractères · 121 écrans

Aozora Bunko

そして、過去愛してたというのか、今なおかを私に問うたのです。私は、過去だと云ったんだ。過去はたしか。だけど、過去は現在につながっているのだ。やはり今も愛しているんだ、って云えなかった。別の感情で二人の人を愛しているなど、それは、実に卑劣な云いわけです。だけど、実際私は、そうだった。それは、夏の太陽みたいな、輝しい猛烈な愛情を求める気持と、静かないこいのような沈んだ青色のような愛情を求める気持と。だから私は、もう過去の人へ行動はしないつもりでした。

小母さん。私は頭の中が整理出来ない。いや心の中を整理することが出来ない。だから、ゆっくり、思い起して、事実をかいてゆきながら、ぬけているところもあるだろうと思います。だけど、私は小説書いてるのじゃない。正直な告白を、真実を綴っているのです。だから、ここにかかれたことは、すべて、まちがいなしに本当なんだ。本当の私の苦しみで本当の私の自責なんです。

小母さん。順序よくかくことが出来ないし、字も荒れて来た。だけど私、止めないで書いている。

小母さん。それから、未だ一人の男性が私の附近にいるのです。彼を、青白き大佐とよびましょう。