Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lisez 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 109 545 caractères · 216 écrans

Aozora Bunko

藤「伯母様、藤原喜代之助でござる、お萓も一緒に、分りましたか、大層お瘁(やつ)れ……」

と申しますと、病人に通じたものと見えて、「おゝ」と少し起上ろうと致しますから、

藤「どうか其の儘にして」

母「永いことお世話になりました、此の度(たび)はもうこれがお訣(わか)れで、お萓は御存じの通り外(ほか)に身寄もなき不束者(ふつゝかもの)、何(ど)うぞ幾久しゅう、お萓や見棄てられぬように気を付けなよ、それでも文治の嫁が思ったより優しいので、何(ど)の位安心したか知れません、もう是で思い残すことはありません」

此の時台所の方に当って頻(しき)りに水を汲んでは浴(あび)せる音が聞えまする何事か知らぬと一同耳をそばだてますると、

「南無大聖不動明(なむだいしょうふどうみょう)……のうまく……む……だあ……」

文治はそれと心付きまして、手燭(てしょく)を持って台所の戸を明けますと、表は霙(みぞれ)まじりに降(ふり)しきる寒風に手燭は消えて真黒闇(まっくらやみ)。

文「誰だえ」

一向答えがありませぬ。一生懸命ざあ/\と寒水を浴びては「南無大聖不……」