Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おうまじるしはいしゃく
御馬印拝借
山本 周五郎
Lisez 御馬印拝借 (おうまじるしはいしゃく) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 21 483 caractères · 43 écrans
たのは河津虎之助だった、かれは求めて強敵に当り、いきなりおのれの全身を相手の切尖へぶっつける、敵を斬るまえにまずおのれを斬らせようとするかにみえる、その真向からぶっつけてゆく大胆不敵さは無類のもので、いかなる強敵も殆んどこれを遮ることができぬ有様だった。……戦いは疾風の颯過するおもむきで終り、朝あけの輝かしい光りのなかで高らかに凱歌をあげた土田隊は、やすむひまもなく敵の逆襲に対する防備をととのえた。荷駄をあげ、銃隊を配置し、崩れた塁壁を直し、見張りを立てた、そして敵味方の死傷者の始末をしてから、人員の点呼をした、味方の損害は死者二十余人と僅かな負傷者で、考えたよりもはるかに圧倒的な勝ち戦だった。
兵粮をつかうゆるしをだしたのは午前八時をすぎた頃である、思い思いの場所に寄合って弁当をひらいた兵たちは、まるで野遊びにでも来た子供のように嬉々としていた、「おい、本当に朝飯まえということはあるものだな……」誰かそう云う者があった、いかにも感に堪えたという声音だったので、わっと笑いだす者があり、「黙れ弥五」とか「そんなことは榊原先手組の通例だ」