Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こころのしらべ
心の調べ
宮城 道雄
Lisez 心の調べ (こころのしらべ) de 宮城 道雄 (みやぎみちお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 29 958 caractères · 66 écrans
私はずっと以前から、何かしらガンジー翁がすきであった。
私のすきなお友達の中で、内田百間先生は、随筆で有名な人であるが、手紙をちょっとよこしても、なんでもないことが書いてあるようでいて、それを読んでいると、どことなく面白いのである。
百間先生は箏がすきで、中学時代に、自転車で箏を習いにいったそうである。前のころであったが、まるでスポーツでもやるような気分で、夏の暑い時など、肌ぬぎで汗を流しながら、箏をジャンジャン練習していた。そして、ロシヤ文学の米川正夫先生と、箏の合奏をするのを、試合をやろうやろうと言っておった。また若いころ百間先生は法政大学の先生をしていたが、夜おそく、私の寝ている二階の雨戸をステッキでゴツゴツ叩くのである。私が驚いて戸を開けると、もういない。
またある朝、家の者が起きてみると、家の前にあったごみためが、遠くの方へ持っていってあったり、私の箏を教えるという看板が、他所の所へかけてあったりした。
百間先生が夜おそく通りがかりに、いたずらをしたことがわかったので家の者がくやしがって、今度やって来ても、何も知らぬ顔をしていようと、みなで申し合わせた。