Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

鍵をまわすと、がちゃりと錠は外れました。二人はもう大よろこびです。かぶっていた箱を表に放りだすと、すばやく塔の中にとびこみ、ぴたりと入口をしめました。

はじめてはいった怪塔の中!

螺旋階段

1

怪塔の中は、まっくらです。

帆村探偵と一彦少年とは、用意にもってきた懐中電灯をぱっとつけました。あたりを照らしてみるとそこはまるで物置のように、なんだか訳のわからぬ機械が、いくつもいくつも壊れたままに積みかさねてありました。

「おじさん、これは何の機械だろうね」

と、一彦はそっと帆村の腕をひっぱって、たずねました。

「ふうん、この機械かね。はっきりわからないけれど、こっちにあるのは、電気を起す機械だし、それからまたあそこにあるのは、どう考えても圧搾空気を入れるいれものだねえ。そのほかいろいろなものがある。どれもみな壊れているようだ。なぜこんなものを集めてあるのかなあ」

と、帆村はふしぎでしかたがないという風に、頭をふりました。

そのうちに目にはいったのは、この円い缶詰のなかにはいったような部屋の真中についている螺旋階段でした。

螺旋階段というのは、普通の階段のようにまっすぐではなく、ぐるぐるとねじれている狭い階段のことです。