Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans
「大利根博士といえば、塩田大尉がよくいっていられた国宝的科学者のことかね。大利根博士が怪塔王に化けているというのかね。いや、俺には、なんだかさっぱりわからないよ」
「いや、大利根博士だから、僕たちの前でマスクをとられたくないのですよ。どうだ図星だろう、怪塔王!」
と帆村は、怪塔王の顔に指をさしました。
「いや、私は大利根博士ではない」
怪塔王がいいました。
「博士ではないというのか、いや博士にちがいない。とにかくマスクをとるんだ。命令だから、マスクをはずせ!」
「やむを得ん。ではマスクをはずすぞ」
どうしたものか、怪塔王は案外すなおに帆村のいうことを聞きました。そして、彼は両手を顔にかけました。
そのとき、警報ベルがけたたましく鳴りだしました。
「あ、怪塔王、あれは何だ」
「ロケット隊からの戦況報告だ。ちょっと私を送話器のところへ出してくれ」
「いや、いかん! うごけば、殺人光線灯をかけるぞ」
小浜兵曹長はどなりました。
「おい、マスクを早くとらんか」
と、これは帆村の声です。
そのとき警報ベルが鳴りやむと同時に、高声器から、戦闘中のロケット隊長からの声が出てきました。