Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

「おい怪塔王、僕は、じつをいうと、怪塔王とは大利根博士の化けたのではないかとおもっていた。しかるに、マスクをとったところを見て、僕の考がちがっていたことがはっきりわかった」

といって、帆村はちょっと唇を噛んで、

「――で、僕はここに、怪塔王からぜひとも返答をもとめたい一事がある」

「えっ、それは何じゃ」

「それは大利根博士の行方だ。博士はいま、どこに居られるか、すぐそれを教えたまえ」

「そんなことは知らん」

「知らんとはいわせない。怪塔王が博士邸へ押入ったことはわかっているんだぞ。博士の上着が遺され、それに血が一ぱいついていたこともわかっている。大科学者を、君はどこへ連れていったのか。博士はまだ生きているのか、それとも君が殺したか。それを知らないとはいわせないぞ」

帆村は、怪塔王の胸もとをつかんばかりの、はげしい剣幕でつめよった。

怪塔王は、しばらく口をもごもごさせていたが、やがて決心したらしく、

「大利根博士の行方を、それほど知りたいか。ではやむを得ない。これから案内して、博士をお前たちに、ひきわたそう」

「えっ、博士を渡してくれるか。すると博士は、この島にいられるのか」