Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans
一階にいた帆村探偵も一彦少年もこのものすごい物音には、胆をつぶしてしまいました。まわりの壁は、まるで金槌で叩いているかのように、がんがん鳴っています。足の下の床もびりびりびりと気味わるく震動いたします。
「おじさん、これはなんの音だろうね」
「さあ、よくわからないけれど、なんだか地べたの中で、さかんに爆発しているようだね」
「地震じゃないかしら」
「うん、地震とはちがうさ。怪塔王は、軍艦から砲撃されると聞いて、逃げだすつもりらしいのだ。してみればこの怪塔をなんとかうごかすつもりなのだろう」
「どんな風に動かすの」
「さあ、それは――」
といっているところへ、床が壁もろともいきなりぐぐーっともちあがりました。
と、思ううちに、またどーんと下へおちました。
二人はとてもそこに立っていられないので、腹ばいになりました。
どどーん、どどーんと室は四度、五度とあがったりさがったりしているうちに、一段と高い音をたてるとともに、ひゅーっと上の方にとびだしました。
「あっ、とびだした」
「うむ、やったな――」
帆村と一彦は、いいあわせたように跳ねおきると、かたわらの小さな窓の鉄枠につかまって、一生けんめいに窓のそとをのぞきました。