Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいせいガン

怪星ガン

海野 十三

Lisez 怪星ガン (かいせいガン) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 113 544 caractères · 227 écrans

Aozora Bunko

三根夫は、なつかしい地球に見とれていて、その場を動くのがいやらしい。

(だめですよ。いまのうちに、さっさと逃げださないと、いまのあんたの声を聞きつけて、武装した監視隊員が逃げ路をふさいでしまいますぜ)

ハイロは、そういいたい気持でいっぱいだった。ぎゅうぎゅうと力をこめて、三根夫を階段のおり口へひっぱっていこうとする。

「こらッ、何者だ。そこ動くな」

とつぜんひとりの大きなガン人が姿をあらわして、三根夫をつかまえた。

「しまった」三根夫は舌うちをした。それが、いっそういけなかった。

「おや、おまえは地球人だな。地球人が、許可なしでこんなところをうろついているなんて、けしからんじゃないか。おい、面をぬげ」ガン人は、三根夫のかぶりものの上から、ぼこぼことたたいた。じつに、するどく耳のきくガン人だった。

「まあ、待ってください」ハイロが、三根夫をうしろにかばってまえにでた。するとガン人は、ハイロをなぐりつけようとした。ハイロは、あやういところでそれをさけた。

「まあ、待ってください。この者は、地球人ではなく、やはりガン人なんです。しかし口はきけなくて、そのうえに耳は聞こえないですから――」