Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おんし

恩師

佐々木 邦

Lisez 恩師 (おんし) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 714 caractères · 14 écrans

Aozora Bunko

尤も択り食いをしていたら永久に有りつけない。

「二流だろうね。大阪だぜ」

「大阪でも宜いが、何人取る?」

「五人取る」

「それは有望だ」

「しかし高畠さんがいなくて要領を得なかった。この次の時間に又行って見よう」

「おや/\、不二商事が来ているじゃないか?」

とそこへ矢張り同級の沢井君が歩み寄った。

「好いのかい、こゝは?」

と浜口君は参考の為めに訊いて見た。

「好いとも。申込む」

と言って沢井君は行ってしまった。

「やり切れないな」

と私は頭数ばかり気にする。

「何うせ仕方がない」

と浜口君は覚悟していた。

次の時間に私達は庶務課へ出頭した。外に沢井君初め五名の同級生が鼻を揃えていた。掲示が出ると直ぐこれだから敵わない。高畠教授は、

「今度外国課の方丈けを神戸に移すんで、それを機会に増員を行うそうです。課長が僕と一緒にエールを出た男だものだから、この正月会った時頼んで置きました。それでここ丈けへ言って寄越したんです」

と一応自分の手柄にして、

「中どころの成績という条件です。一寸頭の新しい男でしょう? 一番や二番は試験勉強で持っているから融通が利かない。少くとも十五番以下でなくちゃ困ると言っています。