Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あくにんのむすめ
悪人の娘
野村 胡堂
Lisez 悪人の娘 (あくにんのむすめ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 405 caractères · 27 écrans
「どこへ行くかは知らないが、たって此処を通り度きゃ税金を出して行きねエ」
「エッ」
「驚くことは無いよ、二三日続け様に引っ叩かれてスッカラカンさ、大きな面をしていて百もねエんだ、沢山とは言わねエ、ほんの少しばかり貰い溜めを貸してくれ」
鳴海司郎呆れ返ってしまいました。白昼東京の真ん中で、乞食を強請る奴があろうとは思いもよらなかったのです。
「親分、御冗談仰しゃっちゃいけません、私は御覧の通りの乞食で、人様の袖にすがって、一銭二銭の合力を頂き、それで漸く露命を繋いで居る、情ねエ身の上なんで」
「ハッハッハッハッハ、その乞食を承知で元手を借りようてんだ、天道様はお前の懐まで見通しさ、四の五の言わずに、綺麗に裸になりねエ」
「冗談なすっちゃいけません、親分、お助け」
逃げ廻るのを追っかけて、あわや懐へ手、
「ワッ」
と松葉杖を振り上げて、繃帯を巻いた足がシャンとなると、乞食の顔には、思いもよらぬ殺気が漲ります。
「オウ皆んな、手を貸せ」
「合点」
無頼漢の声に応じて、同じ様な風体のよくないのが、バラバラと三四人、何処へ潜んで居たか、一遍に飛出します。
形勢不利と見た乞食は、自分の懐へ手が入ると、金貨、銀貨、大小紙幣を一と掴み、二た掴み、木の葉のようにサッとバラ撒いて、