Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

わがやのえんげい

我家の園芸

岡本 綺堂

Lisez 我家の園芸 (わがやのえんげい) de 岡本 綺堂 (おかもときどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 666 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

元来が強い草であるから、蒔きさえすれば生える、生えれば伸びる、伸びれば咲く。花壇などには及ばない、垣根の隅でも裏手の空地でも簇々として発生する。あまりに強く、あまりに多いために、ややもすれば軽蔑され勝の運命にあることは、かの鳳仙花などと同様であるが、私は彼を愛すること甚だ深い。

炎天の日盛りに、彼を見るのも好いが、秋の露がようやく繁く、こおろぎの声がいよいよ多くなる時、花もますますその色を増して、明るい日光の下に咲き誇っているのは、いかにも鮮かである。所詮は野人の籬落に見るべき花で、富貴の庭に見るべきものではあるまいが、我々の荒庭には欠くべからざる草花の一種である。

その次は薄で、これには幾多の種類があるが、普通に見られるのは糸すすき、縞すすき、鷹の羽すすきに過ぎない。しかも私の最も愛好するのは、そこらに野生の薄である。これは宿根の多年草であるから、もとより種まきの世話もなく、年々歳々おい茂って行くばかりである。野生のすすきは到るところに繁茂しているので、ひと口にカヤと呼ばれて殆ど園芸家には顧みられず、人家の庭に栽えるものではないとさえもいわれているが、絵画や俳句ではなかなか重要の題材と見なされている。