Classiques japonais avec furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lisez 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 125 950 caractères · 249 écrans
傳次は面部へ疵を受けながら、
「太え奴だ人殺し」
と又市の足へ縋り付く処を。
又「放せえ、うーん」
と止めを刺しましたから、其の儘息は絶えました。
永「惠梅々々」
梅「はい恟りしました」
又「宜いかえ」
梅「あゝ怖い」
又「お前は嘸怖かったで有ろうのう、斯様な奴を助けて置くと村方を騒がして何の様なる事を為るかも知れぬから、土地の助けに殺したのだ」
やま「有難うございます、命の親でございます」
と手を合せたが、おやまは後へ下る、是は又市が刃物を持って居りますから気味が悪いから後へ下る。
又「何も心配は無いから」
と血を拭って鞘に納め、額の疵へ頭陀の中より膏薬を出して貼付け、後鉢巻をして、
又「さア是から家まで送ろう」
とおやまの手を取って白島村へ帰ろうとする途中、山之助が帰って伯父に知らせたから、村方の百姓二十人許りおやまの行方を捜しに来る者に途中で出逢い、これから家まで送り届けると云う。是が縁に成って惠梅と水司又市の二人がおやま山之助の家へ来て永く足を留める。これが又一つ仇討に成りまする端緒でございます。
三十七
おやまの危い処を助けて、水司又市と惠梅比丘尼は彼のおやまの家まで送って参る