Classiques japonais avec furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lisez 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 125 950 caractères · 249 écrans
事になって、これまで桜川の庵室に居ったから苗字を櫻川と云って五十石にお抱えに成ったが、知慧もあり剣術も出来て余程賢い奴だ、其の荷を拵えた工合は旨いもので、動けない様にする工夫が巧いものじゃアないか」
山「へえ、それは全く修行者で、六部でげすか」
久「いや段々聞いたら何でも尋常の奴でない、人の噂でも何うも尋常漢でない、大かた長脇差では無いかという評判を立てたら、当人がそんならお話をいたしますが、実は私は元は侍で、榊原藩でございますと云ったそうだが、面部に疵を受けた、総髪の剛い奴で」
山「それは何でげすか、名はなんと」
久「名は櫻川という処に居った者で、櫻川又市と云う」
山「へえ桜川という処の者で」
久「いゝえ桜川の庵室に居ったから、それを姓として櫻川又市というので、面部に疵があり、えゝ年は四十一二で、立派な逞ましい骨太の剛い奴で」
山「左様でげすか、そりゃア立派な者でげすなア、何うもその才智もえらい者だが、私は何卒して其の方を見たいものでげすな」
久「なに、時々下屋敷へも来ますよ」
山「只今は何方に」
久「今は小川町の上屋敷に居ります」
山「若しお下屋敷へお出でになったら