Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぶんがくにおけるこんにちのにほんてきなるもの
文学における今日の日本的なるもの
宮本 百合子
Lisez 文学における今日の日本的なるもの (ぶんがくにおけるこんにちのにほんてきなるもの) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 792 caractères · 20 écrans
万葉の時代は、日本の民族形成の過程であり、奴隷経済の時代であり物々交換時代であり、現実に今日私たちの生きる社会の機構とくらぶべくもない。万葉の精神を唱える作家自らがそれを抽象的情熱と、認めざるを得ない理由もうなずけるのである。
『読売新聞』に、この一月座談会記事が連載されていた間の或る日「てんぼうだい」に一読者よりとしての投書でのせられていた。「前略、万葉古義を拵えることも勿論立派な仕事と思いますが、而し民衆はそういう(文化的な)ものよりも、もっと生活に喰いこんだものを求めているのではないでしょうか。略」
ぼんやりした表現で書かれていたけれども、私の印象にのこった。『文学界』の座談会で小林秀雄氏は「やっぱりでたらめでもいいから嗾しかける者がなきゃだめだ。(中略)やっぱり民衆のお尻をくすぐらなきゃ駄目だ。いまお尻をくすぐるような批評家が現われなけりゃ駄目だ」と力説しておられるが、民衆をどのような方面へ嗾しかけ、尻をくすぐってどうしようと云うのであろうか。
山本有三氏は或る意味で大衆に愛読されている作家である。しかしそれは、志賀暁子の公判に検事が「女の一生」