Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

りょうりのみょうみ

料理の妙味

北大路 魯山人

Lisez 料理の妙味 (りょうりのみょうみ) de 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 598 caractères · 4 écrans

Aozora Bunko

ぬ。もちろん、甲と乙と、あるいは甲と乙と丙を合体して補助する場合もある。しかし、要は補助味を賞味するのではなく、本体のさかな、鳥、蔬菜を、その持ち味で賞味させるのが目的であるのだから、それに適合する補助味でなくてはならないのである。この呼吸を飲み込むには、相当な経験というものがなくてはならないから、一朝一夕というわけにはいかないが、不断の注意力により、いつとはなしに肯かれるものである。これが肯かれて来るようでなくては、料理は面倒が先に立って、進み難いのである。

ものさえ分って来ると、おのずから、趣味は出来て来るものである。趣味が出来て来ると、面白くなって来る。面白くなって来ると、否応なしに手も足も軽く動くものである。頭のエンジンまで軽快に働きかけて、頓智頓才も続発し、独創の料理が自然と生まれて来るものである。合理合法に拠る独創には魅力が伴うものである。魅力あるものに非ざれば、作品の躍動しないことも決っていることである。躍動の作品、それは魅力と握手し合体した作品である。

料理屋の料理の巧緻を、無条件に是として真似んとするお体裁料理は、真の料理の極意を識ってのことであるとは、なんとしても言えないのである。