Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しん・へいけものがたり

新・平家物語

吉川 英治

Lisez 新・平家物語 (しん・へいけものがたり) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 012 caractères · 245 écrans

Aozora Bunko

ハハハハ……と、真面目な中に、酒興もふくみ、日ごろ以上の親しみも深めて、うち解けている体なのであった。

その間、ほかの人びとは、いよいようるさく、

『また義清が、歌の話ぞよ。あの男が、ものをいうと、とかく、いつも、酒が醒める』

『――主どの、主どの。それよりは、早く、ほんものを、見せ給え』

『疾く、これへ、お召しあれい。われわれ朋友にも、いちどは、おひき合わせあって然るべきであろうが』

と、渡の背へ、ほえやまない。

『さりとは迷惑な。この貧しき屋へ、白拍子でも、呼べとやいわるる』

『なんの、都の白拍子にも、江口、神崎の遊君たちにも、競ぶべきは無いといわるる御内方を、ちょっと、招かれれば、みな、気がすむというものだ。いかんぞして、こよい、袈裟どのには、チラとも、お顔を見せられぬか』

『お。妻が姿を見せぬというおとがめか。アハハハハ……。ゆるされい、ゆるされい。あれは、まったくの内気者よ。厨にばかりいて、水仕をしたり、酒をあたためたり、ひたすら、客人たちのお心に染まばやとばかり働いておる。性来、そういう女子なのだ。所詮、おのおのの御座ある灯あかりの前には、得もすわるまい』