Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんたからじま

新宝島

江戸川 乱歩

Lisez 新宝島 (しんたからじま) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 99 590 caractères · 197 écrans

Aozora Bunko

「それはきっとなんでもないのだよ。ほんとうの金かも知れないけれど、金の腕環なんて、どこでだって出来るんだからね。なにも、この島の黄金の国から持って来たとはきまっていないよ」

一郎君は、だまされたのが、くやしくてたまらないという調子です。

「でも、何だか変だよ。ごらん、この腕環の蛇の形は、野蛮人が彫ったとしか思えないよ。僕たちの手工だって、もっと上手にやれるからね。それでいて、なんだかこの蛇、生きているような変な気がするんだ。やっぱり、ヘンリーはほんとうのことをいったんじゃないかしら」

哲雄君は、どうも腑におちないというように、小首をかしげています。そして、

「もう少し行ってみようよ。僕たちは湖水の岸をすっかり見たわけじゃないんだからね。そして、湖水をグルッと一周して、元の場所へ帰ればいいんだ」

と、あきらめきれないようにいうのでした。

そこで、また少年たちは櫂をこぎはじめ、断崖にそって、筏を進めましたが、しばらく行きますと、保君が、

「ア、大きな水鳥がいる。今までのよりずっと大きいよ。一郎君、あれ撃ってごらん」

と、さけびました。

「ア、ほんとだ。よし」