Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lisez 新宝島 (しんたからじま) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 99 590 caractères · 197 écrans
「今夜はここで寝ることにしようよ。ここなら大丈夫だよ。あの入口の穴を何かでふさいでおけば、どんな猛獣だって、野蛮人だって、僕たちをどうすることも出来やしないよ。それに、雨が降っても大丈夫だし」
「ウン、そうだ。これは僕たちの岩のお城だね」
「歩哨にはポパイという強い奴がいるしね」
三人は口々にそんなことをいい合って、まずまずこれで安心と、胸をなでおろすのでした。
「でもね、僕は一つ心配なことがあるんだよ」
しばらくして、哲雄君が考えぶかそうな顔でいい出しました。
「エ、心配なことって?」
保君がうつぶせになっていた顔を、ヒョイと持ちあげて、眉をしかめて聞きかえします。
「君たちは野蛮人、野蛮人っていうけどね、ここには野蛮人だっていないかも知れないと思うんだよ」
「野蛮人がいなけりゃ、なおいいじゃないか」
「そうじゃないよ。野蛮人でもなんでも、人間がいてくれれば、僕たちは何とか工夫して助かる見込があるんだけど、人間が一人もいないとすると、僕たちは、ホラあのロビンソン・クルーソーのお話とおんなじになってしまうじゃないか。ロビンソン・クルーソーはあの淋しい無人島に二十五年も一人ぼっちでいたんだよ。