Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいじびじんでん

新編 近代美人伝 (上)

長谷川 時雨

Lisez 新編 近代美人伝 (上) (めいじびじんでん) de 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 129 076 caractères · 256 écrans

Aozora Bunko

「媒は過し雪の日ぞかし」ともあれば「かくまでに師は恋しかりしかど、ゆめさらこの人を夫と呼びて、倶に他郷の地をふまんとは、かけても思ひよらざりしを、行方なしや迷ひ……窓の呉竹ふる雪に心下折れて、我も人も、罪は誠の罪になりぬ」

とある。言わずともわが身――世馴れぬ無垢の乙女なればこうもなろうかと、彼女自身がそうもなりかねぬ心の裏を書いて見たものと見ることが出来よう。

彼女は恋に破れても名には勝った。困窮は堪忍び得たが病苦には打敗てしまった。彼女の生存の末期は作品の全盛時にむかっていた。『国民の友』の春季附録には、江見水蔭、星野天知、後藤宙外、泉鏡花に加えて彼女の「別れ路」が出た。評家は口をそろえて彼女を讃えた。世人はそれを「道成寺」に見たて、彼女を白拍子一葉とし、他のものを同宿坊と言伝えたほどであった。それは二十九年一月のことである。その年の四月には咽喉が腫れ、七月初旬には日々卅九度の熱となった。山竜堂樫村博士も、青山博士も医療は無効だと断言した。十一月の三日ごろから逆上のために耳が遠くなってしまった。そして二十三日午前に逝去した。かつて知人の死去のおりに持参する香奠がないとて、