Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

とりをとるやなぎ

新編 風の又三郎

宮沢 賢治

Lisez 新編 風の又三郎 (とりをとるやなぎ) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 23 750 caractères · 49 écrans

Aozora Bunko

「どっちへ行こう。」

「さきに川原へ行って見ようよ。あそこには古い木がたくさんあるから。」

私たちはだんだん河の方へ行きました。

けむりのような草の穂をふんで、一生けん命急いだのです。

向うに毒ヶ森から出て来る小さな川の白い石原が見えて来ました。その川は、ふだんは水も大へんに少くて、大抵の処なら着物を脱がなくても渉れる位だったのですが、一ぺん水が出ると、まるで川幅が二十間位にもなって恐ろしく濁り、ごうごう流れるのでした。ですから川原は割合に広く、まっ白な砂利でできていて、処々にはひめははこぐさやすぎなやねむなどが生えていたのでしたが、少し上流の方には、川に添って大きな楊の木が、何本も何本もならんで立っていたのです。私たちはその上流の方の青い楊の木立を見ました。

「どの木だろうね。」

「さあ、どの木だか知らないよ。まあ行って見ようや。鳥が吸い込まれるって云うんだから、見たらわかるだろう。」

私たちはそっちへ歩いて行きました。

そこらの草は、みじかかったのですが粗くて剛くて度々足を切りそうでしたので、私たちは河原に下りて石をわたって行きました。

それから川がまがっているので水に入りました。