Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にほんのでんせつ

日本の伝説

柳田 国男

Lisez 日本の伝説 (にほんのでんせつ) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 104 931 caractères · 207 écrans

Aozora Bunko

箱根から熱海の方へ越える日金の頂上などにも、おそろしい顔をした石の像が二つあって、その一つを閻魔さま、その一つを三途河の婆様だといいました。路を行く人が銭を紙に包んで、わんと開いた口の中へ、入れて行く者もあるそうです。しかしそこではまだ咳の病を、祈るということは聞いていません。

浅草には今から四十年ほど前まで、姥が淵という池が小さくなって残っていて、一つ家石の枕の物凄い昔話が、語り伝えられておりました。浅草の観音様が美しい少年に化けて、鬼婆の家に来て一夜の宿を借り、それを知らずに石の枕を石の槌で撃って、誤ってかわいい一人娘を殺してしまったので、悲しみのあまりに婆はこの池に身を投げて死んだ。姥が淵という名もそれから起ったなどといいましたが、この池でもやはり子供の咳の病を、祈ると必ず治ると信じていたそうであります。これは竹の筒に酒を入れて、岸の木の枝に掛けて供えると、まもなく全快したということですから、姥神も、もとはやはり子供をまもって下さる神であったのです。(江戸名所記)

何か必ずわけのあることと思いますが、姥神はたいてい水の畔に祀ってありました。