Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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さるかにかっせん

日本の神話と十大昔話

楠山 正雄

Lisez 日本の神話と十大昔話 (さるかにかっせん) de 楠山 正雄 (くすやままさお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 36 605 caractères · 76 écrans

Aozora Bunko

それでも、

「重いだけに宝がよけい入っているのだから、ほんとうに楽しみだ。いったいどんなものが入っているのだろう。ここらでちょいと一休みして、ためしに少しあけてみよう。」

こう独り言を言いながら、道ばたの石の上に「どっこいしょ。」と腰をかけて、つづらを下ろして、急いでふたをあけてみました。

するとどうでしょう、中を目のくらむような金銀さんごと思いの外、三つ目小僧だの、一つ目小僧だの、がま入道だの、いろいろなお化けがにょろにょろ、にょろにょろ飛び出して、

「この欲ばりばばあめ。」と言いながら、こわい目をしてにらめつけるやら、気味の悪い舌を出して顔をなめるやらするので、もうおばあさんは生きた空はありませんでした。

「たいへんだ、たいへんだ。助けてくれ。」

とおばあさんは金切り声を上げて、一生懸命逃げ出しました。そしてやっとのことで、半分死んだようにまっ青になって、うちの中にかけ込みますと、おじいさんはびっくりして、

「どうした、どうした。」

と言いました。おばあさんはこれこれの目にあったと話して、「ああもう、こりごりだ。」と言いますと、おじいさんは気の毒そうに、