Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 467 caractères · 14 écrans

Aozora Bunko

いろいろに動揺して故国に向っている感情。

「どういうもんでしょう、国体論というような本は、かくしておかんけりゃいけないものでしょうか」

やがて下車駅の京都近くになって前の大佐殿にきく。「われわれはあくまで国体護持に終始する」答は一本棒の如し。つまり答えになっていない。自分解説する。

「そんなことしなくていいでしょう、どういう本はよんではいけないという狭さがあったから、国体論までいかがわしい本が出たんです。これ迄主観的によまれていたのなら、客観的に世界的な眼でよみ直さなくちゃいけないでしょう」この卑屈さがこれ迄の日本の戦時教育の姿だ。

京都が近づくにつれて、胸一杯という風で段々陽気さを失い深くうなだれている。

この列車は下関行の只一本の急行だが、電燈の工合わるくてパッとついて消えパッパッとついて消える。そして遂に暗闇で(大阪以西)走る。

止るどの駅も破壊されている。東海道全線そして山陽線も。広島、岩国ひどい。岩国の駅はなくて板で踏場をこしらえてある。(ロシアの田舎駅のように)そこへ人糞がところどころ落ちている。窓から旅客が夜にまぎれてして行くものらしい。