Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Lisez 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) de 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 120 caractères · 15 écrans
まるで権助同様なあつかいで、あのおばさんのことだから、ポンポン言ってらあね。」
「商業でもしてるのかね。」
「どうしまして、台所やせんたくがなかなか忙しいのに、あれで道具運びの荷ごしらえに手がかかりますさ、力があるからお誂えむきだが。」
「あの男だって相当な番附位置にまではゆけたろうにな。」
「色の白い、体の奇麗な角力取りだったが、何も石川屋が没落したからって、自分も角力を没落しなくったってよさそうなもんだったのに。」
だが、勝川お蝶さんの一生には、なくてならない人はこのお角力だったのだ。傍のものは道具はこびにお誂えむきだといったが、お角力にはピッタリはまった役目があったのだ。彼は勇敢に若き日の一生をかけて、その力を、自分の愛するもののためにとっておいたのだともいえる。そしてその最後の日が来た。
天理教の踊りがピッタリ逼塞してしまうと、勝川おばさんの逼塞も本ものになって、手も足も出なくなってしまった。むかし、大川の河風にふかれて船の上で昼寝をした夢をしのびながら、陋居に、お角力の膝を枕にして、やさしく撫でられながら彼女の生涯は終った。
あたしの母も、母の姉のお房さんも行った。