Classiques japonais avec furigana
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えきのうらないしてかねとりだしたること
易の占いして金取り出したること
南方 熊楠
Lisez 易の占いして金取り出したること (えきのうらないしてかねとりだしたること) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 2 696 caractères · 6 écrans
は去った。全くこの女の父は易占の名人で、千両という大金を残らず与えて死んだら、あるに任せて若い男などにドックドックとやり続けに出してしまうは必定と判じ、十年間やっと暮らし得るだけの物を与えてこの家を失わず守らしめ、今日を待って今日泊るべき旅人を責めしめたので、この旅人も易占の名人ゆえ、千金を求められると、即座にこの家のどこにその金を蔵め隠しあるを占い知って娘に告げくれるは必定と、十年後のことを見通して父が娘に遺金したのだという。
熊楠いわく、この話はもと支那の話を日本へ移したのだ。『太平広記』二一六に『国史補遺』を引いて、晋の隗※(「火+召」、第3水準1-87-38)、易を善くす、臨終に妻子に告げたは、後来大いに荒るるといえども宅を売るなかれ、今より五年して、詔使の※(「龍/共」、第3水準1-94-87)氏がここへくるはず、この人われに借金あり、予が書き付けおく板を証拠として債促せよ、と言って死んだ。五年たつと、果たして※(「龍/共」、第3水準1-94-87)氏が来た。後家が亡夫の書き付けた板を示して返金を促すと、※(「龍/共」、第3水準1-94-87)は呆れたが、しばらく思索の末、蓍を取って占い、われは隗生に借金した覚えなし、隗生自分の金を隠しおき、わが易占を善くするを知って、われがここに来るを俟って