Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あさがおぞうし

朝顔草紙

山本 周五郎

Lisez 朝顔草紙 (あさがおぞうし) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 14 019 caractères · 29 écrans

Aozora Bunko

「存じて居りまする、二度や三度のことではないので、実に心外に耐えませぬ」「御城主の御触れだそうだな」「なあに、みんな腹黒い奴共の企んだ仕事でござりまするよ」

老番士は重い口調で云った、「――本当に餌鳥を獲るためなら、三階山へでも行けば余るほど居りまする。それを……神尾采女がお上を焚きつけて、こんな街中の屋敷へ出入り勝手という御触れを出させたのは、あの通り乱暴狼藉をさせたうえ、万一これに逆いでもすれば、御触れを盾にとって罪に陥れようという卑怯な手段でござります」「だが如何になんでも御老職たる当家まで、それを黙っている法はあるまい」

老番士はちらと信太郎を見上げて、

「失礼でござりますが、貴方様は安倍様の若様でいらっしゃいましょう」「知っているか」「はい、存じ上げて居ります。安倍様はあのとき御退身遊ばして良い事をなさいました、いま貴方様は『御老職たる当家まで黙っている法はあるまい』と仰せられましたが、現に御相談役の河内信濃様が、鳥刺しの黐棹を踏み折ったかどで、永の閉門というきびしいお咎めを受けた程でござります」「然し、それを何とも云う者はないのか」「ござりました」