Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
むらいちばんそうけいせん
村一番早慶戦
佐々木 邦
Lisez 村一番早慶戦 (むらいちばんそうけいせん) de 佐々木 邦 (ささきくに) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 468 caractères · 34 écrans
お互同志は兎に角、側が承知しない」
「縁を逆転させるんだ。僕が一臂の力を貸そう」
原口君は何でも自ら進んで引受けてくれる。天下のこと何でも自分の思い通りになるように言うけれど、実は然うは行かない。しかし僕は原口君に励まされると元気が出る。それ丈けで満足だった。気が弱いから、斯ういう応援団のような相談役が必要だ。それに僕と違って目端が利く。何処へ触鬚を差し込むのか、東金君の動静を一々手に取るように探って来る。
又半年たった。僕の形勢は差当り好くない。東金君は重役の媒酌で大株主の令嬢を貰ったという評判が郷里の連中に強い印象を与えたのである。課長が重役になって、中株主が大株主になっている。僕も背景の利くのを貰って見返してやるのが本当だけれど、鶴子さんのことを考えているのだから、この点はお話にならない。お前もしっかりするようにと母が言って寄越した。東金君を学べという意味だろう。
「君、東金君のところは早い。もう出来たらしい」
と原口君が言った。
「子供かい?」
「うむ。奥さんはツワリという奴で機嫌が悪い。随分無理を言うけれど、仲人が課長だから、東金君は頭が上らない」