Classiques japonais avec furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lisez 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 46 921 caractères · 94 écrans
ッと下ったのが流行ります、あれはまア乱れて下ったのかと思うと結髪床での誂えです、西洋床の親方なんぞは最う心得て居りますから、先方から、
床「どの位に………」
客「前の方に五十六本」
なんて申したって分りません、仮令長く下げまして、末には目の上にまで被さって、向うが見えないように成って、向うから人が来て、
甲「今日は」
乙「へい(髪を両手にて掻上げ右左と顧る)え、何方です」
なんてえ訳で、両方の手で分けて見たり何かするのは可笑しゅうございますが、其の頃は散髪に成っても洋服を召しても、未だ懐中には煙管筒の様にして、合口の短刀を一本ずつ呑んで居ったもの、されば徳川の禄を食んだ藤川庄三郎、ことには若様育ち、あれ程にまで云いかわし、惚れた美代吉を身請をされては何うも友達へ外聞が悪い、親や親戚に打明けて身請までにと思った処を他へ買取られては一分立たん………と云う血気にはやって分別も無く、妻恋坂下の建部内匠頭の窓下に待って居るとも知らぬ奧州屋新助が、十九ケ年振りで真実の妹に遇い何うか身請をして松山の家を立てさせて、思う男の藤川庄三郎に添わしてやりたいと腹で種々に考えて、明後日は身請をする