Classiques japonais avec furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lisez 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 46 921 caractères · 94 écrans
婆「けれどもお前なぞは気楽で宜いじゃアないか」
三「気楽でも何でも無いのサ、何うも只た一人者でも雇婆アさんの給金も払うなにが無えんで、勘定というものは何処にも有るもんでげすが、暮はいけませんねえ、押掛のお座敷に往っても御祝儀は下さいませんから誠に困りますよ、お歳暮の時なんぞは御祝儀処か、おやお出でかえ誠に取込んで居るからと云うんで、無しさ、幇間なんどは暮はいけませんなア、来春を待つのですが、お母さんなんぞは土用が来ても歳暮が来ても福々しいね」
婆「何うして大違さ、それに彼の奧州屋の旦那がね、ソレあの時お前も落合って身請ってえから少し苦しい処だから丁度好い塩梅だと極りがついて、明後日は身請というから当にして、私もその支度もし、別に抱えも仕たいと思うからそれに当箝め、借金も返す約束に成っている処が、ぽかりと外れてしまった実に困ったのサ、だがね何うしてあの方があんな死様を為すったろう」
三「解らないよ、泥濘へ踏込んでも、どっこい悪い処へ来たと後へ身体を引いて、一方の足は汚さねえと云う方だが」
婆「それが何うも腹を切るなんてえのは」
三「なに矢張り洋物屋の旦那様でも、元が士族様の果で、何かで行詰った