Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かれおばな
枯尾花
関根 黙庵
Lisez 枯尾花 (かれおばな) de 関根 黙庵 (せきねもくあん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 502 caractères · 11 écrans
年増が、赤児に乳房をふくませ、悄然として、乳を呑せていたのである、この客平常は威張屋だが余程臆病だと見え、叫喚と云って慄え出し、飲だ酒も一時に醒て、最う最うこんな家には片時も居られないと、襖を蹴ひらき倉皇表へ飛出してしまい芸妓も客の叫喚に驚いて目を覚し、幽霊と聞たので青くなり、これまた慌てて帰ったとの事だが、この噂が溌と立て、客人の足が絶え営業の継続が出来ず、遂々この家も営業を廃て、何処へか転宅してしまったそうだ、それに付き或る者の話を聞くに、この家は以前土蔵を毀した跡へ建たのだが、土蔵の在た頃当時の住居人某の女房が、良人に非常なる逆待を受け、嬰児を抱いたまま棟木に首を吊て、非命の最期を遂げた、その恨みが残ったと見えて、それから変事が続きて住いきれず、売物に出したのを或者が買うけ、その土蔵を取払って家を建直したのだが、未だに時々不思議な事があるので、何代替っても長く住む者が無いとの事である。
◎山城の相楽郡木津辺の或る寺に某と云う納所があった、身分柄を思わぬ殺生好で、師の坊の誡めを物ともせず、例も大雨の後には寺の裏手の小溝へ出掛け、待網を掛けて雑魚を捕り窃かに寺へ持帰って賞玩する