Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かきのきのあるいえ

柿の木のある家

壺井 栄

Lisez 柿の木のある家 (かきのきのあるいえ) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 15 460 caractères · 32 écrans

Aozora Bunko

しかし、同じ顔が二つならんでいるのをみると、あの生れた日におばあさんからきいた、ふたごの話を思い出し、その決心はにぶるのでした。

赤ん坊たちはだんだん大きくなり、もうそろそろ、おかあさんのお乳だけでは足りなくなってきました。おかあさんのお乳は、普通よりよく出るのだそうですが、二人分にはなんといってもたまりません。フミエと洋一は、かわりばんに、となり村のくすりやへ、粉ミルクを買いにゆかねばなりませんでした。

ある日、ちょうどその日は、洋一がミルク買いの番にあたりました。学校からかえると、洋一はすぐに出かけました。村を出はずれて、おいなりさまの祠のあるところまでゆくと、道ばたのアシのしげみの向うから、山羊をつれた人が、こっちへやってくるのが見えました。よく見ると、それが三太郎おじさんなのです。洋一は思わずかけ出していって、

「おじさん、この山羊、どうしたの。」

せきこんでききました。山羊の乳が赤ん坊によいことは、洋一も聞いて知っており乳の出る山羊が一ぴき、ほしいほしいと、おかあさんたちが話していたのも知っていたからです。いま、おじさんのつれている山羊は母山羊で、おなかに大きなお乳をぶら下げているのが、すぐ目につきます。