Classiques japonais avec furigana
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ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい
根岸お行の松 因果塚の由来
三遊亭 円朝
Lisez 根岸お行の松 因果塚の由来 (ねぎしおゆきのまつ いんがづかのゆらい) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 78 967 caractères · 157 écrans
ことが出来ない。伊之吉という可愛い情人(おとこ)があって、写真まで取かわせてある、その写真は延喜棚(えんぎだな)にかざって顔を見ていぬときは、何事をおいても時分時になると屹度(きっと)蔭膳(かげぜん)をすえ、自分の商売繁昌よりは情人の無事息才(そくさい)で災難をのがれますようにと祈っているほどで、泥水から足をあらって素人になるを些(ちっ)とも嬉しく思いません。身請ばなしが始まりましてから花里は欝(ふさ)ぎ切って元気がない、只だ伊之吉が来ると何かひそ/\話をするばかり、それも廊下の跫音(あしおと)にも気をおいて居ます。その身請為(し)ようという客は、欧米を航海して無事に此のごろ帰朝されました、軍艦芳野(よしの)の乗組員で少しは巾のきくお方、お名前は判然と申し上げるも憚(はゞか)りますから、仮に海上渡(うながみわたる)と申しあげて置きます、此のお方がまだ芳野へお乗(のり)こみにならぬ前、磐城(いわき)と申す軍艦にお在(いで)あそばし品川に碇泊(ていはく)なされまする折、和国楼で一夜の愉快を尽(つく)されましたときに出たのが花里で、品川では軍艦(ふね)の方が大のお花客(とくい)でげすから、花里もその頃はまだ出たてゞはございますし、人々から注意をうけて疎(おろそ)かならぬ※待(もてなし)をいたし