Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しまでをかたる

死までを語る

直木 三十五

Lisez 死までを語る (しまでをかたる) de 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 42 739 caractères · 85 écrans

Aozora Bunko

は、鹿やんのお蔭である。この鹿やんは、それから後、ずっと来ないようになったが、小学校時代に、その死を聞いた。何の感じも起こらなかった。鹿やんへの記憶が、余りに、幼い時分の為であったのであろう。

四

私の父は、私が生れたので、必死に働き出したらしく、私が小学へ入った年か、幼稚園の後期時分か、同じ町の西方、三十七番屋敷へ移った。ここも今、すっかり、家が新らしくなってしまったが、店の間が三畳、次が二畳と押入、奥が二畳半である。ここで、中学を終えた。

幼稚園生活は、然し、子供の事故、すぐに慣れたらしいが、病弱の私は、いつも、薄氏の所へ通っていた。処方箋に「△」の印がついていて、父は、これを指して

「宗一、これは無料という印やで、皆、孝次さんの御蔭や」

と、父も、孝次の秀才は、認めていたらしく、母の方の事は、よく悪口云うが、孝次氏にだけは感心していた。

学校は、桃園尋常小学校と云って、内安堂寺町の高地と、空堀筋の高地との間に挟まれている窪地にあったが、この辺一帯を「のばく」と称して、貧民窟であった。だから、中学へ入った人が少いし、私と、首席を争った「錦」