Classiques japonais avec furigana
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えどがわらんぽしにたいするわたしのかんそう
江戸川乱歩氏に対する私の感想
夢野 久作
Lisez 江戸川乱歩氏に対する私の感想 (えどがわらんぽしにたいするわたしのかんそう) de 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 6 478 caractères · 13 écrans
或は、これは、私の腹の中に溜まっている乱歩氏の深い印象が、書きたい衝動となって現われたもので、私としては一種の軽挙と見るべきものかも知れませぬ。又、このような私的な考えから出た投稿をするという事は、本誌の読者に対しては勿論のこと、乱歩氏に対しても済まない事になりはしないか……というような事も考えられます。しかし、このような機会以外に、私が自由な「乱歩論」を書き得る場合は、将来、滅多に来ないような気がしましたから、一つは書かして頂く考えになったのです。同時に、おなじ書くにしても、当らず触らずの八百長式のものしか書けない位ならば、私は結局、駄目な人間だ……とも思いましたので、かように行きなり放題に筆を進める気になったのです。
前置きが大層長くなりましたが、これも私の「乱歩論」の重要な一部です。
どうぞ深く咎めずに読んで下さい。
◇
私は、乱歩氏の作品の全部を通読している訳ではありませぬ、ただ好きなものを繰り返し繰り返し読んでいるだけで、発表された年代や順序なぞは、調べてみようと思った事もありませぬ。これは乱歩氏の作品に限らず、ほかの小説でも同様で、調べること嫌いの私は「猟奇」