Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あぶらじごく
油地獄
斎藤 緑雨
Lisez 油地獄 (あぶらじごく) de 斎藤 緑雨 (さいとうりょくう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 34 624 caractères · 69 écrans
羽織と云うのはと思切って尋ねると、あなたの方がくわしいのねえ、それは歌ちゃんがお酌の頃からの何で、一度いけなくなったのがこのごろまた浮れ出して、過日も写真を一緒に取に行ったので皆んなにからかわれて居ました、ここへも入来ゃる方なのと無頓着に言聞けられて、貞之進の腸は※(「睹のつくり/火」、第3水準1-87-52)えるようで、さもない顔で居ようとするほど居られなくなって春泉を立出で、秋元へ帰ってかの写真を一番に取出し、突然机へ投附けて、おのれッおのれッと肚裡で二つばかり云って唇を噛んだが、それでまだ未練があってかたゞしはもう一度投附ける積りでか、それを取上げようとしてよく視れば、小歌の写真と思ったは国元の父母が写真、ヤッとさすがの貞之進も我知らず驚き叫んで、更に気を鎮めてその奥の小歌の写真を出そうとする時、よもやという三字がどこからともなく現われ来ると、それにつれて今の今まで※(「睹のつくり/火」、第3水準1-87-52)返って居た腸は、前に熱したと同じ速度を以て次第に冷くなって、明かけの抽斗へ手を懸けたまゝ俯向て何やら考え出したが、その間の体の動かない