Classiques japonais avec furigana
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ちゅうもんのおおいりょうりてん
注文の多い料理店
Lisez 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 106 269 caractères · 223 écrans
」と森は一斉に答えました。
みんなは、こんどはなんにももたないで、ぞろぞろ森の方へ行きました。はじめはまず一番近い狼森に行きました。
すると、すぐ狼が九疋出て来て、みんなまじめな顔をして、手をせわしくふって云いました。
「無い、無い、決して無い、無い。外をさがして無かったら、もう一ぺんおいで。」
みんなは、尤もだと思って、それから西の方の笊森に行きました。そしてだんだん森の奥へ入って行きますと、一本の古い柏の木の下に、木の枝であんだ大きな笊が伏せてありました。
「こいつはどうもあやしいぞ。笊森の笊はもっともだが、中には何があるかわからない。一つあけて見よう。」と云いながらそれをあけて見ますと、中には無くなった農具が九つとも、ちゃんとはいっていました。
それどころではなく、まんなかには、黄金色の目をした、顔のまっかな山男が、あぐらをかいて座っていました。そしてみんなを見ると、大きな口をあけてバアと云いました。
子供らは叫んで逃げ出そうとしましたが、大人はびくともしないで、声をそろえて云いました。
「山男、これからいたずら止めて呉ろよ。くれぐれ頼むぞ、これからいたずら止めで呉ろよ。