Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うかぶひこうとう
浮かぶ飛行島
海野 十三
Lisez 浮かぶ飛行島 (うかぶひこうとう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 124 009 caractères · 249 écrans
扉をあけて入ってきたのは、さきの看護婦とリット少将の二人だった。
「なんだマリー。こればっかりの窓硝子なんか何でもないじゃないか、どんどん入替えさせるがいい。しかし硝子は丈夫な硬質硝子でないと、本艦が二十インチの主砲をどんと一発放った時は、ばらばらに粉砕してしまうからな」
川上機関大尉の眼がきらりと光った。
二十インチの主砲!
リット少将がつい不用意の言葉をもらしたのだ。杉田は英語がわからないし、硝子屋は中国人で、大したことはないと思っていたのかも知れない。
川上機関大尉は、どこで修業してきたのか、ものなれた手つきで、どんどん窓硝子の取替え作業をすすめていった。
× × ×
こっちは、危いところで英国駆逐機隊の爆弾を避けることができた潜水艦ホ型十三号の艦内であった。
艦は巧みなる潜航をつづけ、北東へずんずん脱出してゆくうち、いつしか夜はほのぼのと明け放れた。
柳下航空兵曹長は、目ざめるとともに、昨夜の死の偵察のときに、空中から飛行島を撮影した沢山な写真が、どんな風にとれているか気になってたまらなかった。
そこで彼は、服装をととのえると、すたすたと写真室の方へ歩いていった。