Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
うみからきたつかい
海からきた使い
小川 未明
Lisez 海からきた使い (うみからきたつかい) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 6 149 caractères · 13 écrans
「どうして、私がゆくところを知っているの?」と、お嬢さんはいいました。
「わたしは、お姉さんが、おいでなさるところをよく知っています。お姉さんは、これから舞踏会においでなさるのでしょう。わたしは、おじゃまをいたしませんからどうかつれていってください。わたしは、みなさんの踊りなさるのが見たいのです……。」と、少女は頼みました。
「いいえ、おまえさんをつれてゆくことなどはできません。はやく、お帰りなさい。」と、お嬢さんは、迷惑そうにいって、さっさとあちらへいってしまいました。
少女は、お嬢さんの行方をうらめしそうに見送っていますと、お嬢さんの姿は、夕もやのうちに隠れて、消えていってしまいました。少女は、しかたなく、さびしい方へと歩いてゆきました。
もう日は暮れかかっていました。街を離れると、家の数がだんだん少なくなりました。そのとき、途の上で、ちょうど自分と同じ年ごろの少女が、赤ん坊を負って、子守唄をうたっていました。この子守唄を聞くと、歩いてきた少女は、すっかり感心してしまいました。
「なんという、情けの深い唄だろう。天国にも、これより貴い唄を聞いたことはない。