Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいじんべっそう
海神別荘
泉 鏡花
Lisez 海神別荘 (かいじんべっそう) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 22 689 caractères · 46 écrans
侍女一 姫様は、閻浮檀金の一輪挿に、真珠の露でお活け遊ばし、お手許をお離しなさいませぬそうにございます。
公子 度々は手に入らない。私も大方、姉上に進げたその事であろうと思った。
僧都 御意。娘の親へ遣わしましたは、真鯛より数えまして、珊瑚一対……までに止まりました。
侍女二 海では何ほどの事でもございませんが、受取ります陸の人には、鯛も比目魚も千と万、少ない数ではございますまいに、僅な日の間に、ようお手廻し、お遣わしになりましてございます。
僧都 さればその事。一国、一島、津や浦の果から果を一網にもせい、人間夥間が、大海原から取入れます獲ものというは、貝に溜った雫ほどにいささかなものでござっての、お腰元衆など思うてもみられまい、鉤の尖に虫を附けて雑魚一筋を釣るという仙人業をしまするよ。この度の娘の父は、さまでにもなけれども、小船一つで網を打つが、海月ほどにしょぼりと拡げて、泡にも足らぬ小魚を掬う。入ものが小さき故に、それが希望を満しますに、手間の入ること、何ともまだるい。鰯を育てて鯨にするより歯痒い段の行止り。(公子に向う)若様は御性急じゃ。早く彼が願を満たいて、誓の美女を取れ、と御意ある。