Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

Lisez 渡良瀬川 (わたらせがわ) de 大鹿 卓 (おおしかたく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 280 528 caractères · 557 écrans

Aozora Bunko

至急に視察してもらいたい。事情は猶予をゆるさない」と陳情した。十日には再び被害地へとって返して、各地を巡回した。洪水のために足尾小滝坑の沈澱池が決潰したという報がつたわって、雲龍寺の事務所では、現場検分のために総代を派遣する議が起っていた。

巡回を終えて帰京すると、二十四日には大石農商務大臣に面会して「今年の被害は二十九年にも劣らぬ惨状で、鉱毒の量はほとんど二倍である。鉱毒事件は今年一年やかましくいえば明年はすむという問題ではない、流毒は将来とも長く継続する。早く処分しなければ被害は拡がるばかりである。あなたは断乎処分をする気があるのかないのか」とつめ寄った。また諸大臣の実地検分を乞うために、内務省及び大蔵、文部両大臣の官邸へもまわった。

九月二十五日、正造は風邪に冒されて気分がすぐれなかったので、信濃屋の別室で横になっていると、たまたま舟津川の新井準次郎がきて、その日雲龍寺にあるはずの大集会の話などした。帰りしなに、腰の白扇をぬいて汚せといった。正造はしばらく黙想していたが――世をいといそしりを忌みて何にかせん、身をすててこそ楽しかりけれ――と禿筆に日頃の感懐を託した。