Classiques japonais avec furigana
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
Lisez 渡良瀬川 (わたらせがわ) de 大鹿 卓 (おおしかたく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 280 528 caractères · 557 écrans
諸氏の名、己に知るもの多し、依之諸氏のみの名にて自然沿岸を代表するに足らん。
調印は面倒なり。且つ雲霞の如き衆多の馬鹿者のみの名は、たとえ山程あるも実地に功少し、仮令一人にても誠実主義精神すら達すれば足らんか。小生は貴下二三若しくは四五六七人にて充分なることを信ぜり」
正造は急に思いだしたように(山本栄四郎君によろしく)と書きこんだ。
「呉々も御等閑なく文案御起草あれよ。尤拝見すべし。小生も起草すべしと雖、御案内の通りきたる十二日栃木県会は開け、谷中一千町中の麦畑に蒔付けさせるに付未だ急の策もなし。また来る二十二日より東京控訴院は開け、銭はなし手はなしで啻に老朽旧友の厄介になるのみ。去る二十九年頃の如く身体を運び得ず、精神と肉体と反比例となりてその肉体に不便を致し、所謂事務に迂鈍となり、頓珍漢の事のみ出来して実に困却せり」
正造は眉間に皺よせて筆先を硯にすりつけていたが、
「但し御休神を乞うの一事あり、精神はますます清潔となり、気澄眼力旧に倍せる如きは奇中の奇、御喜び可被下候。思慮も先年よりは少々進歩いたし候。只々肉体の老いたるには乍我身ほとんどあきれ申候。