Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆなのたましい

湯女の魂

泉 鏡花

Lisez 湯女の魂 (ゆなのたましい) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 936 caractères · 55 écrans

Aozora Bunko

」

「うむ、東京だ、これでも江戸ッ児だよ。」

「あの、そう伺いますばかりでも、私は故郷の人に逢いましたようで、お可懐しいのでござりますよ。」

「東京が贔屓かい、それは難有いね、そしてここいらに、贔屓は珍しいが、何か仔細が有りそうだな。」

小宮山は、聞きませんでもその因縁を知っておりましょう、けれども、思うさま心の内を話さして、とにかく慰めてやりたい心。

「東京は大層広いそうでございますから、泊のものを、こちらで存じておりますような訳には参りますまいけれども、あのう、私は篠田様と云う、貴方の御所の方に、少し知己があるのでございまして。」

小宮山は肚の内で、これだな……。

「訳は申上げる事は出来ませんが、そのお方の事が始終気に懸りまして、それがために、いつでも泣いたり笑ったり、自分でも解りませんほど、気を揉んでおりました。それがあの、病の原因なんでございましょう。

昼も夜もどっちで夢を見るのか解りませんような心持で、始終ふらふら致しておりましたが、お薬も戴きましたけれども、復ってからどうという張合がありませんから、弱りますのは体ばかり、日が経ちますと起きてるのが大儀でなりませんので、どこが痛むというでもなく、寝てばかりおりましたのでございますよ。