Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
げんぞうがはら
源蔵ヶ原
山本 周五郎
Lisez 源蔵ヶ原 (げんぞうがはら) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 843 caractères · 28 écrans
んだ、なんにも知らないということではみんなと同じなんだ」と泰二は確信のない調子で云った、「あいつがこのうちから暇を取ったわけも知らなかった、そう聞いたから小梅にあるあいつのうちをたずねてみたら、都合があってよそへ預けたと云うばかりで、おふくろさんはそれ以上なにをきいても相手にしなかった、おれはあいつが、どこにいるかも知らなかったんだ」
「焦げっ臭えな」と忠太が云った、「どっかでなにかくすぶってるようだぜ」
「そうかもしれないが、おれは」
「のろ」忠太は泰二の言葉を遮って云った、「もういいぜ、おめえの話を聞かしてくれ」
「苦手だなあ、こいつは」のろはてれてうしろ首を叩いた、「おらあいつも追いまわしが役どころで、舞台のまん中に坐ったことがねえから、こういうことになるとてんからのぼせちまうんだ」
宗吉が「のろ」と云った。
「いいよ、話すよ」のろは坐り直した、「泰さん、これからおれの云うことで、気に障るような話が出るかもしれねえが」
「よけいなことはぬきにしろ」と忠太。
「わかったよ」とのろは云った、「それじゃ始めるが、お光ぼうはみごもってたんだ」