Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

げんぞうがはら

源蔵ヶ原

山本 周五郎

Lisez 源蔵ヶ原 (げんぞうがはら) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 843 caractères · 28 écrans

Aozora Bunko

ばばあがやりそこなったのがもとで死んだんだ」

「放せよ」と忠太が身をもがいた。

「もうちっとだ」と市三が云った、「話は長くはかからねえ、じっとしてろ」

「のろ」と宗吉が云った、「そんならなぜ、大川へ身投げをしたなんて云ったんだ」

「あとを聞いてくれ」とのろは云った、「おれがおっちょこちょいな人間だってことは、ここにいるみんなが先刻ご承知だ、慥かに、おれはおっちょこちょいだし、のろと云われてよろこんで追いまわされてる人間だ、のろ、忠太はそこに眼をつけたんだ」

「おれがどうしたって」と忠太。

「へたな口をきくな」と云って、市三は腕に力をいれた、「すぐに済むからじっとしてろ」

「おれがどうしたってんだ」

「自分で知ってるだろう」とのろは云った、「七月の下旬、おめえはこの源蔵ヶ原で、お光ぼうをてごめにしたそうじゃねえか、泰さんが来ているからと嘘を云ってさそいだし、そこのもちの木の下で、――かんにんしてくれって泣いて頼むお光ぼうをよ」

「じたばたするな」市三がもっと力をいれて忠太の腕を捻じあげた、「のろ、あとを続けろ」

「そんな非道なことでも児はできる、女ってなあ悲しい