Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

りょうしのむすめ

漁師の娘

徳冨 蘆花

Lisez 漁師の娘 (りょうしのむすめ) de 徳冨 蘆花 (とくとみろか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 592 caractères · 23 écrans

Aozora Bunko

舟の方へ下りて来ると芬と酒の臭がして、真先に女しかも女郎の肩に手をかけてぐでんぐでんに酔って、赤い眼をとろとろさせて、千鳥足に下りて来るのを見ると、此は驚いた、去年の秋の頃吾舟に乗せたことのある、あの美男子の若殿様だ。其若殿様が正体なく酔って、舟にのるといきなり大の字に倒れてしまったので、お光ははっと驚いて、如何にも不思議相に、それから哀しそうに、無念そうに眺めて居たが、爺に催促して、跡の騒ぎや女郎などの「どうぞまたおほほほほほ」など蓮葉ないやらしい笑声を聞き捨てて、舟を出してしまった。「何だよ光、何をすてる? 其の白いものあ。うん、ハンケチか。何する」お光は答えない。黙ってしまった。

其日帰ってから幾月ぶり思い出したようにお光の歌うのをきいて、万作は「のう媼。お光ちょうは変な児だのう、久しゅう歌わねえからどうしたんべいと思ったら、ひょっくら歌い出したのう」と言った。成程お光は久し振りに歌い出して、また久しぶりに柳の根株に腰をかけた。そして久しぶりに筑波の方を眺めた。すると筑波は「久しゅう逢わなんだねえ光ちゃん。何様したんだえ。よう帰ってお出でだ」