Classiques japonais avec furigana
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せんこうてい「ハビヒツブルグ」
潜航艇「鷹の城」
小栗 虫太郎
Lisez 潜航艇「鷹の城」 (せんこうてい「ハビヒツブルグ」) de 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 132 395 caractères · 263 écrans
それにあの娘は、今朝この『鷹の城』には、乗り込んでいなかったのだ。
そこで支倉君、この結論を云えばだ――絶対に盲人のなし得るところではないということ。それから、一人の妖精じみた存在が、どうやら明瞭しかけてきたという事なんだ」
それから法水は、ウルリーケを手招いて、当時四人が占めていた位置を訴した。
すると、一々椅子を据えてウルリーケは右端から指摘していった。
「ここが、石割さんでございました。それからヴィデさん、次が主人、そして最後が、犬射というのが順序なのです。
ところが、先ほども申しましたように、犬射さんは立ち上がってうろうろしていたのです、だが、ヴィデさんだけは泰然と構えておりました。
また石割さんときたら、それは滑稽にもまた惨めな形で、肩をぴくんと張った厳つさに似合わず、両膝を床について、ぶるぶる顫えていたのでしたわ」
四人の位置関係を示す図
ウルリーケが再び片隅に去ると、法水はしばらく額の皺を狭めて考えていたが、やがて、検事をニコリともせず見て、別の事を云いだした。
「ねえ支倉君、できることなら、見当ちがいの努力をせんように、おたがいが注意しようじゃないか。