Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいたんけん

火星探険

海野 十三

Lisez 火星探険 (かせいたんけん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 77 522 caractères · 155 écrans

Aozora Bunko

そんなことが出来るものか。ぼくたちは子供ばかりだし、自動車は重いし、とてもだめだよ」

ネッドがそういって肩をすくめた。

「大丈夫、もちあがるよ。ぐずぐずしていないで、皆穴の中へ下りて来て、手を貸した。さあ早く、早く」

張とネッドと山木は、河合のことばを信じかねたが、しかし河合がしきりに急がせるのでしぶしぶ穴の中へ下りた。

「さあ、こっちから押すんだぞ。一チ、二イ、三ン。そら、よいしょ」

「よいしょ、おやァ……」

「よいしょ、よいしょ」

意外にも、箱自動車は動き出して、穴の斜面をゆらゆらとゆれながら上へ押しあげられて行った。やがて、ちゃんと元の沙漠へ自動車はあがった。

「変だね。この自動車はなんて軽くなったんだろう」

「それはそのわけさ。さっきもいったろう。火星の上では、地球の場合にくらべて重力は約三分の一なんだ。だからなんでも重さが三分の一に感じられるんだよ」

「へえ、そうかね」

あとの三人は目を丸くした。

「まだ信じられないんなら、ためしに大地をけって、ぴょんぴょんととびあがってごらん。びっくりするほど高くとべるから」

河合がそういったので、一番茶目助のネッドが、早速ぴょんととびあがった。