Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
むざん
無惨
黒岩 涙香
Lisez 無惨 (むざん) de 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 27 602 caractères · 56 écrans
築地に着きたるは夜も早や十時頃なり直ちに施寧の家に入り母と少しばかり話しせし末例の如く金起と共に二階に上り一眠りして妾は二時頃一度目を覚したり、見れば金起も目を覚し居て「お紺、今夜は何と無く気味の悪い事が在る己は最う帰る」と云いながら早や寐衣を脱ぎて衣物に更め羽織など着て枕頭に居直るゆえ妾は不審に思い「何が其様に気味が悪いのです帰るとて今時分何処へ帰ります(金)何処でも能い、此家には寐て居れぬ(妾)何故ですえ(金)先程から目を醒して居るのに賊でも這入て居るのか押入の中で変な音がする、ドレ其方の床の間に在る其煙草入と紙入を取ッて寄越せ(妾)なに貴方賊など這入ますものか念の為めに見て上ましょう」と云いながら妾は起きて後なる押入の戸を開けしに個は如何に中には一人り眠れる人あり妾驚きて「アレー」と云いながら其戸を閉切れば眠れる人は此音に目を覚せしか戸を跳開きて暴出たり能く見れば是れ金起の兄なる陳施寧なり、今より考え想い見るに施寧は其子寧児より此頃妾が金起と共に其留守を見て泊りに来ることを聞出し半ば疑い半ば信じ今宵は其実否を試さんとて二日泊りにて横浜へ行くと云いなし家を出たる